
【納入事例】グランピング施設のトータルコーディネート
2026.07.30
グランピング施設の家具納入事例|
特注家具と屋外家具でつくる本格アジアンリゾート
グランピング施設の家具選びでは、リゾート感のあるデザインだけでなく、業務用としての耐久性、メンテナンスのしやすさ、設置場所に合うサイズも重要です。
また、屋内と屋外で家具の雰囲気が分かれてしまうと、施設全体のコンセプトが伝わりにくくなることもあります。
今回は、茨城県鉾田市の「サウナ&グランピングリゾート -SISU-」様へ、特注ベッドやローテーブル、プールサイドの屋外家具、照明、サイン、石像、バリニーズガゼボなどを納入した事例をご紹介します。
本物のバリを感じられる非日常体験を目指しながら、グランピング施設に必要な耐久性や使いやすさをどのように両立したのか。
お客様のご要望と、ループが行ったコーディネートのポイントを写真とともにご覧ください。
■本物を感じられるグランピング施設を目指して
サウナ&グランピングリゾート -SISU-様は、水と焚火をテーマとするグランピング施設です。
敷地内にはドーム型テントをはじめ、プール、バレルサウナ、ジャグジーなどが設けられ、屋内外を行き来しながら滞在を楽しめるよう計画されています。
今回、お客様が特に重視されていたのは、宿泊者が非日常を感じられるアジアンリゾートとしてコーディネートすることでした。
一方で、施設家具には一般住宅とは異なる条件も求められます。
不特定多数の宿泊者が繰り返し利用するため、デザイン性だけでなく耐久性やメンテナンス性も必要です。また、円形のドームテントに家具を収めるには、一般的な既製品ではなく、設置場所に合わせたサイズ調整が必要でした。
さらに、家具だけを揃えるのではなく、照明、クッション、サイン、石像、ガゼボまで含めて、施設全体の統一感を持たせたいというご要望もありました。
【お客様からいただいた主なご要望】
・バリから輸入した商品で、本格的なリゾート感を表現したい
・家具だけでなく、照明や雑貨も含めてコーディネートしてほしい
・ドームテントに収まるよう、家具のサイズを調整してほしい
・業務用施設として長く使用しやすい素材を選びたい
・日常的なメンテナンスの負担を抑えたい
・居室ごとに異なる雰囲気を持たせたい
・予算内で施設全体をまとめたい
・工期が遅れた場合、施設完成まで、商品を保管してほしい
ループでは、これらの条件を「デザイン」「耐久性」「サイズ」「施設全体の統一感」「開業スケジュール」の五つに分け、設置場所ごとに適した家具と仕様を検討しました。
オーダーサインとサクササ像を左右対称に配置した受付棟。
到着した瞬間からバリの雰囲気を伝えます。
受付棟のエントランスには、オーダーで製作した木製サインと、ラクササの石像をシンメトリーに配置しました。
黒い外壁に木製サインと彫刻が浮かび上がり、施設へ到着した宿泊者を迎える象徴的な場所となっています。
夜間には上部からの照明によって彫刻の凹凸が強調され、昼間とは異なる落ち着いた表情を見せます。
受付カウンターに設置した植物柄のACPデザインパネルによる特注サイン
ドームの曲線に合わせて配置した、ミトラの特注ベッドとローテーブル
今回のコーディネートでは、居室家具にループのオリジナルブランド「ミトラ」、屋外家具に「トゥバン」を採用しました。
ミトラは、ウォーターヒヤシンスとマホガニーを使った、温かみのあるアジアン家具シリーズです。ただし今回は、グランピング施設での使用を考慮し、通常のウォーターヒヤシンス部分をシンセティック素材へ変更しました。
天然素材らしい編み込みの表情を残しながら、コントラクトユースに適した仕様とすることで、リゾート家具としてのデザイン性と施設運営のしやすさの両立を目指しています。
■point 1:円形のドームテントに合わせた特注家具
ベッドを壁際に配置し、中央にローテーブルとラグを設けた居室
写真では、ベッドをドームの曲線に沿って壁際へ配置し、中央にローテーブルとラグを設けています。
家具の高さを抑えることで、ドーム特有の天井の広がりを遮りにくくし、複数のベッドを置きながらも圧迫感を抑えました。
中央部分は、家族や友人が集まって会話をしたり、床に座ってくつろいだりできる場所として使いやすい構成です。
テレビボードも背の低いタイプを採用し、大きな開口部から入る光や屋外への視線を妨げにくいレイアウトとしました。
ブラウン系の家具に赤やオレンジのアクセントを加えた居室
居室の家具はブラウン系を基本とし、ドームテントの内装になじむ落ち着いた色合いにまとめています。
そのうえで、赤、オレンジ、ピンクなどのアクセントクッションを加え、アジアンリゾートらしい温かさと華やかさを表現しました。
家具本体を落ち着いた色で揃え、クッションやファブリックで変化を加えることで、それぞれの居室に個性を持たせています。
■point 2:各居室で素材や照明を変え、異なる滞在体験を提案
各ドームテントは、素材やカラー、小物の組み合わせに変化を持たせ、それぞれ雰囲気の異なるコーディネートに仕上げています。
施設全体の統一感を保ちながらも、棟ごとに個性を持たせることで、リピーターの宿泊者にも毎回違った雰囲気を楽しんでいただくためです。
シンセティックヒヤシンスの家具と、光の陰影を楽しめるラタンランプを組み合わせた居室
シンセティックラタン家具とシェルランプを組み合わせた居室
別の居室には、シンセティックラタンの家具とシェルのスタンドランプを組み合わせました。
天然カピスシェルから漏れるやさしい光がお部屋全体を柔らかく照らし、くつろぎを感じられるアジアン空間を演出しています。
■point 3:テラスにはコンパクトで使いやすい屋外家具を配置
ウッドデッキに設置した「トゥバン」のガーデンチェアとサイドテーブル
ガーデンチェアに加え、自由な姿勢でくつろげる屋外対応ビーズクッションを設置
「トゥバン」のサンベッドとサイドテーブルを配置したプールサイド
プールサイドには、「トゥバン」のサンベッドとサイドテーブルを設置しました。
曲線を取り入れた低いフォルムとダークブラウンのカラーが、白い床材と水面のブルーを引き締め、リゾート感のあるプールサイドをつくっています。
泳いだ後の休憩だけでなく、サウナの前後に身体を休める、家族や友人を待ちながら過ごすなど、施設内でのさまざまな利用シーンを想定した家具構成です。
プールサイドに配置した日よけ付きラウンドソファと、ジャグジーを覆うバリニーズガゼボ
プールの奥には、日よけ付きのラウンドソファとサイドテーブルを配置しました。
ラウンドソファのアクセントクッションは、ブラウン系の家具やガゼボの木部に対して視覚的なポイントとなり、広いプールサイドの中でも、くつろぎの場所が分かりやすくなっています。
ジャグジーを囲むように設置された、特注のバリニーズガゼボ
ガーデンには、バリニーズガゼボを特注で製作しました。
柱に施したバリの伝統的な彫刻と、アランアランの屋根が本場の趣を感じさせ、南国リゾートを象徴するような圧倒的な存在感を放っています
ガゼボの中央にはジャグジーが設置され、屋根の下で過ごせる半屋外の場所となりました。プール側からも視認しやすく、施設を象徴する要素の一つです。
天然材の風合いを表現したシンセティックアランアランの屋根
屋根材には、天然のアランアランではなくシンセティック素材を採用しました。
天然材を使用した屋根はバリらしい表情をつくりやすい一方、屋外では経年による劣化や定期的な葺き替えが必要になります。
今回は、できるだけメンテナンスの負担を抑えたいというご要望を踏まえ、天然材に近い見た目を持つシンセティックアランアランを採用しました。
放射状の屋根構造と、バリの伝統的な彫刻を施したガゼボ内部
ガゼボの内側には放射状に組まれた屋根構造が見え、梁や柱の接合部にはバリらしい彫刻を施しています。
外観だけでなく、ジャグジーに入った際に見上げる屋根の内側まで仕上げることで、本場の意匠を感じられる仕様としました。
なお、ガゼボの組み立て・施工はお客様側で行われています。
プールサイドに設置した、特注の石製シンガ像
プールサイドには、石製のシンガ像による噴水も特注で製作しました。
重厚な彫刻を白く仕上げ、周囲の白い床材や化粧砂利と色を揃えることで、プール周辺の明るい景観になじませています。
家具、ガゼボ、サイン、石像を同じバリのテーマでまとめることで、敷地全体でアジアンリゾートを感じられるコーディネートを目指しました。
配管の太さや接続位置を事前に打ち合わせし、希望の仕様で製作しました。取り付けと噴水設備の施工は、お客様側で行われています。
■施設のコンセプトと運営条件を両立した家具提案
ドームテント、専用テラス、ジャグジー、バレルサウナが配置された宿泊エリア
今回の家具納入では、本物のバリらしさを表現することに加え、グランピング施設として継続して使いやすい仕様を重視しました。
居室家具は、ミトラのデザインを生かしながら、編み込み部分をシンセティック素材へ変更。円形のドームテントに合わせてサイズを調整し、必要なベッド数と中央のくつろぎスペースを両立させました。
屋外には、シンセティックラタンを使用したトゥバンのガーデンファニチャーを採用。建物、デッキ、フェンスとつながりを持たせながら、プールやテラスで休憩しやすい家具を配置しています。
また、各居室の素材、照明、クッションを変えることで、リピーターの宿泊者にも異なる雰囲気を楽しんでいただける構成を目指しました。
植栽、人工芝、ウッドデッキ、屋外家具を組み合わせた各棟の専用ガーデン
■まとめ|家具からガゼボまで一貫してつくる非日常体験
「サウナ&グランピングリゾート -SISU-」様では、本物のバリを感じられること、業務用施設に適した耐久性を備えること、円形のドームテントに合うサイズにすることが、家具選びの主な条件でした。
ループでは、ミトラの特注ベッドやローテーブル、トゥバンの屋外家具、スタンドランプ、アクセントクッション、特注サイン、石像、噴水、バリニーズガゼボを組み合わせ、施設全体をコーディネートしました。
天然素材の風合いを生かしながら、利用頻度の高い家具にはシンセティック素材を採用。居室ごとに編み込み、照明、クッションを変えることで、統一感と各棟の個性を両立しています。
ループでは、グランピング施設、ホテル、ヴィラ、温浴施設、飲食店などに向けて、屋内家具・屋外家具の提案を行っています。
既製品ではサイズやカラーが合わない場合には、サイズ変更、カラー変更、クッション生地の変更、オーダー家具についてもご相談いただけます。
図面や設置場所の写真、イメージ画像をもとにしたリゾート施設の家具選定や、照明・インテリア雑貨を組み合わせたコーディネートにも対応しています。
搬入・設置については、案件の内容、地域、商品、納入条件に応じてご相談ください。施設のコンセプトに合う家具が見つからない場合や、デザイン性と耐久性を両立したい場合は、ループまでお気軽にお問い合わせください。
- カテゴリー:コントラクト事業部 /
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