▲ 特集1
快適なお部屋作りのためには?
快適なお部屋作りのためには?
失敗しない家具選びのために。

「自分しか見ないからいいや」とはさよなら!
バリ人のようにおおらかな気持ちで過ごせる
居住空間を目指して。

 部屋に入った瞬間に、忙しさにかまけて片付けきれなかった洗濯物や、収納しきれずに積み上がったCDに迎えられるのって、なんかわけもなくヘコみませんか?
 「誰も見ないからいいや!」なんていつまでも後回しにしちゃって、お友達が来るって時だけ、慌てて片付けてみたりして。

 疲れて帰って来て、バッタリ寝てしまう前に、一呼吸入れて、一日頑張っていた気持ちをほぐしてあげるのって、大事なことです。
 お気に入りの音楽を聞きながら好きなお茶を入れて、本を読むのもいいですよね。
 ここを読んでいる人の中には、帰宅後はご自分のホームページに日記を書く、という方もいるかも知れません。
 ただぼーっとすることだって、大切です。そんな時ふいに、水やりを忘れてた植物に、新しい芽が出てるのを見つけたり。

 そんな時間と空間を作るだけで、明日からの気持ちのハリが違って来るはず。

 でも、さっき言ったような、不本意に散らかった部屋で、こんな風にくつろげるでしょうか?
 やっぱり、なんか気になって、ほんとには休まらないんじゃないかと思います。


 では、居心地よさや快適さって、いったい何がかもし出しているんでしょうね?

 例えば、雑誌で紹介されているようなお部屋が、どうして素敵に見えるのか?ということを考えてみましょう。
 決して、広い部屋だからでも、お金をたくさんかけたからでも、撮影用で生活感がないからでもありません。

 そのお部屋をコーディネートした人はただ「ちょっとした気遣いが行き届いているということが、どんなに心に響くことなのか」ということを知っていたんです。
 たとえ気遣いそのものに気がつかなくたって、無意識はそれを感じ取っているのです。

 つまり、居心地の良さとは、気遣いの現われ。
 誰も見ないからいいや、はもうおしまい。
 これからは、そこに暮らす自分のために、気を遣ってあげてみてはどうでしょう。
 ささやかな自分の時間を大切にすること──それがお部屋作りの根本なのです。


コーディネートという作業は詰め込むばかりじゃない。
切り捨てる作業でもある。

 広く見せるためには視点を下げて床に近い生活空間にする、大きな家具は部屋に入ってすぐ目に飛び込むところには置かない方がいい、などなど、よく言われるインテリアの法則がありますが、それは自分が好きなテイストが決まってから考えること。
 まずは、自分が好きなものはどんな感じのものなのか、自分自身で把握することが大切です。
 これが、自分にとって居心地のいい空間作りの第一歩。基準となります。

 明るい部屋が好きなのか、間接照明のムーディな空間が落ち着くのか。
 同じアジア風でも、開放感のあるのが好きな人もいれば、市場のように賑やかなのが好きな人もいるでしょう。

 まずは既存のイメージに捕われずに、何を眺めて暮らすのが心地いいのか、想像してみて下さい。

 それから、お部屋の現状も無視することはできませんよね。
 これまでの家具を無駄にしないためにも、テレビやベッドなどの大きさ、何を収納するつもりなのか、などを考える必要もあります。
 毎日使うものなのに、使い勝手が悪かったら、それがストレスになってしまいますもんね。

 これらがだいたいはっきりして来たら、次にすべきことは、取捨選択をすることです。
 一度考えたことを捨ててしまうのはもったいないような気もしますが、盛り込み過ぎてはまとまりを欠いてしまいます。
 実は、何かを作る・コーディネートするという作業は、こうやって「何を切り捨てていくか」ということを考える作業でもあるのです。

 そうして、一番譲れないものが見つかったら、しめたもの。
 後はそのテーマに添って、色のトーンや質感に気をつけながら、合わせていくだけです。


快適のための具体策!
「居心地いいお部屋」のために、
押さえておくべき3つのポイント。

 一番最初に、「居心地の良さとは、気遣いの現われ」とお話しました。
 では、具体的には、何に気を配るべきなんでしょうか?
 ゆとりを感じる部屋、というのはまず、動線がしっかり考えられています。

 動線とは、日々の行動の中で人が動く道すじのこと。
 お店を作る時なども、これは最も重要なこととして最初に考慮されます。
 広さは関係ありません。たとえ2、3歩の距離でも、腕を伸ばすというだけでも、動くことに変わりはありません。
 家族で住んでいるおうちなら、なおさら重要な点です。

 例えば、トイレに行くのに棚を迂回して行かなければならない、テレビを見るのに首をひねらないと見られない、料理をする時に調味料やお皿が離れたところにある──などなど、慣れてしまって不便と感じていないことでも、積み重なることで「住み辛い」「快適でない」というストレスに
 繋がっていくのです。

 自分の普段の行動パターンを考えてみて、スムーズな動線を確保しましょう。
 動線の間には、障害となるものをできるだけ置かないように、そして、動線が絡まらないように、気をつけて下さい。


 第2のポイントは、どこかで空間を贅沢に使うことです。

 家具を買う時、前面のでっぱりを無くして高さも揃えたくなりますね。
 これは整った印象を与えてくれて、重要なことでもありますが、あまりに整然と並んでいると、家具自体が壁のような印象になって、せっかくの個性的なものも、引き立たなくなってしまいます。

 1つ1つの家具を活かしていくには、まんべんなく配置されているよりも、何もない空間と、詰め込んだ部分とのメリハリを上手につけていくことが大切。

 都会で一人暮らしのお部屋の場合には、スペースの問題でなかなか難しいかも知れませんが、そんなに大きなスペースを取る必要はありません。
 例えば、背板のないシェルフを使ったり、圧迫感のない背が低めのチェストを選んだりすることで、空気が流れる感じを味わえる、ゆったりしたお部屋に近付けると思います。

 最後のポイントは、全体に、質感とトーンを合わせることです。

 家具の素材もさまざまです。滑らかな木肌のものもあれば、ざっくりと素朴な風合いのものもあります。
 同じ茶色の家具であっても、表面の仕上げが違うというだけで、受ける印象は大きく異なって来ます。
 逆に、質感が共通していれば、異国の物同士でも、色味が多少違っても、仲良く馴染んでくれるはず。
 好みのテイストに合うものを探していきましょう。

 バリ家具は特に、アジアでありながら、欧米文化の影響も受けているデザインなので、和室にも洋間にも、違和感なく溶け込んでいける家具です。
 この懐の深さを活かして、ぜひいろんなアレンジに挑戦して下さい!
 なんにせよ、いろいろ試していくことも、まとめて楽しんで!
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